こんにちは、shelkoです。
日本全国にたくさんの動物園がありますが、実は日本で“ここでしか会えない”という希少な動物も多く存在することをご存じですか?
今回は、パンダやライオンなど人気の動物たちの裏に隠れた希少動物たちをピックアップしてご紹介。
次のお休みにわざわざ見に行きたい、そんな動物園情報をまとめてみました。
日本でここだけ! 珍しい動物がいる動物園
【東京】上野動物園
関東にお住いの方なら馴染みのある上野動物園。
1882年に開園した日本でもっとも古い動物園として知られていますが、実は「世界三大珍獣」がすべて見られる動物園はここだけなんですよ!
「世界三大珍獣」とは?
ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバの3つの動物のこと。学術的な根拠や基準で選ばれたわけではないが、広く知られている通説のひとつ。ボンゴとカモノハシを含み「世界五大珍獣」と呼ばれることもある。
また、童謡でおなじみの「アイアイ」が見られるのも上野動物園だけ。
さらに、同じ「アイアイのすむ森」で公開されているフォッサも必見! こちらも上野動物園でしか見られない動物のひとつです。
マダガスカル島に生息し、島内最大の肉食獣といわれるフォッサ。体長80cmほどの身体で攻撃的な性格が特徴なんだとか。
【神奈川】よこはま動物園ズーラシア
よこはま動物園ズーラシアには、ここだけでしか見ることのできない希少な動物が多数展示されています。
まずは「世界でもっとも美しいサル」とも称される「アカアシドゥクラングール」。
鮮やかな毛色と陶器のように白く美しい顔が特徴的なサルで、全身がなんと5色に別れているというから驚き!
アジア一部の熱帯雨林などに生息する種で、絶滅危惧種にも指定されています。
ズーラシアでは複数頭飼育しているほか、近年では繁殖に成功し赤ちゃんの姿を見ることもできます。
続いては「セスジキノボリカンガルー」。
名前の通りカンガルー科の動物ですが、高い木の上で生活しているため、鋭い爪とバランスをとるための長い尾っぽを持っています。
顔つきや身体も私たちが想像する一般的なカンガルーとは異なり、一見の価値ありです!
そのほか、「テングザル」もズーラシアだけで見られる動物の1種。
天狗のような大きな鼻を持つサル(大人のオスのみ)で、世界でも希少な動物として知られています。
つぶらな目がキュート。「誰かに似ている…」と感じさせるほど人間に近い顔つきです。
【埼玉】埼玉県こども動物自然公園
にっこり笑顔のツーショットセルフィーがSNSで広く拡散され、「世界一幸せな動物」としても知られているクオッカワラビー。
オーストラリア以外では、埼玉県にあるこども動物自然公園のみで見ることができる大変珍しい動物です。
【静岡】浜松市動物園
浜松市動物園で出会えるのは、黄金に光り輝き、ライオンのたてがみのようにふさふさした体毛が特徴の「ゴールデンライオンタマリン」。
ブラジルに生息する小型サルの一種で、熱帯雨林の木々の間を飛び回って暮らしています。
繁殖活動の成果あって絶滅の危機に瀕しているわけではありませんが、日本国内で姿を見られるのはここ浜松市動物園だけです。
【愛知】東山動植物園
日本では名古屋の東山動植物園だけで見ることができる「ラーテル」。
別名ミツアナグマとも呼ばれるイタチ科の動物です。ハチミツが大好物。
分厚い毛皮を持ち、天敵がほとんど存在しないといわれるラーテル。
ライオンやゾウなどの猛獣にも果敢に挑むなど、「世界一恐れを知らない動物」としてギネス認定されているほどです。
【大阪】天王寺動物園
丸い体にもふもふとした羽がなんとも愛らしい「キーウィ」。
ニュージーランドの国鳥としても知られ、旅好きの方ならきっとどこかで見かけたことがあるはず。
日本国内でその姿が見られるのは天王寺動物園のみ。オリジナルのぬいぐるみが可愛いと評判です。
【広島】福山市立動物園
広島県にある福山市立動物園では日本に1頭しかいない「ボルネオゾウ」を見ることができます。
「ふくちゃん」という可愛らしい名前で、2021年に23歳を迎えたそう。ふさふさの前髪がトレードマークです。
まとめ
以上、日本で“ここでしか会えない”珍しい動物がいる動物園をまとめてみました。
動物に会いに行くことが旅の目的。そんな遠出もたまにはいいかもしれませんね!
〈東日本エリア〉
・上野動物園:フォッサ、アイアイ
・よこはま動物園ズーラシア:アカアシドゥクラングール、セスジキノボリカンガルー、テングザル
・埼玉県こども動物自然公園:クオッカワラビー
・浜松市動物園:ゴールデンライオンタマリン
・東山動植物園:ラーテル
〈西日本エリア〉
・天王寺動物園:キーウィ
・福山市立動物園:ボルネオゾウ