こんにちは、東京都北区在住のshelkoです。
渋沢栄一ゆかりの地として知られ、春は桜、初夏はアジサイの名所として愛されている…そう、北区王子の飛鳥山公園に行ってきました!
見ごろ情報や現地の様子をレポートします。
飛鳥山公園のアジサイの見頃はいつ?
飛鳥山公園のアジサイの見頃は、例年6月上旬から下旬までです。
アジサイは色づき始めから終わりまでどんどん色味が変わっていく花なので、ほかの季節花に比べて長い期間楽しめるのがいいですよね!
アジサイはどこで見られる?
飛鳥山公園で多くのアジサイが見られるのは、JRの線路沿い「飛鳥の小径(紫陽花の道)」と呼ばれる場所。
電車の車窓からも見える超駅近スポット(駅から徒歩1分!)で、線路沿いに続く約350mの小径には約10種、1,300株ものアジサイが植わっています。
見頃の時期には青、ピンク、紫…と美しい紫陽花が並び、本当に圧巻なんですよ~!
目線と同じ高さにたわわに咲き誇るアジサイは撮影にもうってつけで、私のお気に入りフォトスポットでもあります。
2020年6月の開花状況
2020年6月7日
この時点だと6分咲きほどでしょうか。箇所や種別によってだいぶ差があるようで、一部はまだ青々としていたものの、見事に咲いているエリアもありました。
アジサイの淡く上品な色合いや、ぽってりとした可愛らしいフォルムが大好きなわたくし。大興奮でカメラのシャッターを切り続けました。
アジサイとの距離が近いからか、街や軒先で見かけるものよりずっと大ぶりで迫力さえ感じます。
よく見る形のセイヨウアジサイのほか、ガクアジサイも。手毬のようなぷちぷちが可愛い~!
今月中旬あたりが満開だと思うので、近日中に再訪予定です再訪してきました!
2020年6月12日(再訪)
先日に比べて開花が進んでいたように思います! 全体的に咲いている数は増えていましたが、これから色づく花もあれば終わりかけの花もちらほら。7~8分咲きで見頃継続中です。
今年はやっぱり例年より花が少ないのかもしれません…。というのも、小径には物々しい警告文が。
5月某日、一部のアジサイが刈り取られてしまった事件があったようです。ストレスの多い自粛生活が続いたからなのか? 人が集まることを危惧して?
真相はわかりませんが、罪のない植物、ましてやこれほど人を癒やす美しい花が被害を受けるのは本当に悲しいことです。
まだしばらく美しいアジサイが楽しめそうなので、時間が取れれば再訪してこちらでお伝えしますね。
2020年6月21日(再訪)
今年最後かな? というわけで日曜日の午後、様子を見に行ってきました!
自粛も緩和され、飛鳥の小径もかなりの賑わい。本格的なカメラを持った人たちが次々と駅から向かって行きます。
アジサイはというと見頃終盤といった様子で、6月末から7月頭で今シーズンは終わりかなと思いました。
とはいえ、丸一か月もの長期間きれいな花風景が楽しめるのはすごいですね。
相変わらずブルーの紫陽花が多めです。
これから行かれる方はなるべくお早めに。
見学時の留意点
アジサイの咲き誇る「飛鳥の小径」は線路沿いに位置しているので、ひっきりなしにJR(そして高架には新幹線)がすぐ近くを行き交います。
音に我慢できないほどではありませんが、それなりに騒がしいです。落ち着いて会話を楽しめるような雰囲気ではないかも。
逆にいえば、電車好きにはたまりません。アジサイの電車のコラボレーションをぜひ写真に収めてみて。
また、小径というだけあって、線路沿いのフェンスとアジサイの間は所によっては人が2人すれ違うことができる程度の狭い空間。
アジサイや写真撮影に夢中になるがゆえ、道をふさいでしまわないよう気を付けましょう。
場所・アクセス方法
「飛鳥の小径」の最寄りは、JR京浜東北線または東京メトロ南北線の王子駅、もしくは都電荒川線の王子駅前でいずれも徒歩1~2分の距離です。
JR王子駅から行く場合
いちばん利用者が多いであろうJR王子駅から「飛鳥の小径」に向かう場合は、中央口または南口の改札が最寄り。
■中央口から向かう場合
中央口を出て左手すぐにあるのが飛鳥山公園です。改札を出たら左方向に歩き、
写真左に見える階段の手前の道を進むと、そこはもう飛鳥の小径。中央口から向かうと小径のはじまりから散策をスタートできますよ。
■南口から向かう場合
南口の改札を出て、右手に見える階段を上ります。線路の上にかかる歩道橋を渡れば、飛鳥の小径のちょうど中央にたどり着きます。
歩道橋から小径までやや階段が多いのですが、頻繁に行き交う電車を上から見下ろせて鉄道ファンにはたまらない景色です(電車を眺めるお子さま連れの方もよくいらっしゃいます)。
車で行く場合
飛鳥山公園の東側に専用駐車場(普通車21台、バス4台)があります。また、王子駅周辺にも有料コインパーキングがありますので、駐車して徒歩で向かいましょう。
アジサイを堪能した後は…
アジサイを思う存分に観賞した後は、見どころ満載の飛鳥山公園を散策してみてもよいでしょう。
飛鳥の小径の中ほどに公園へと続く階段があり、小径の様相とは一転、広々とした公園で落ち着きます。
子供たちが遊べる広場には実際に入れるSLの展示もあり、新紙幣の顔として選ばれた渋沢栄一の資料館もあります。半日は軽く楽しめると思いますよ。
ちなみに「飛鳥の小径」自体は全長約1.3kmある散歩道で、アジサイゾーンを過ぎ、道なりに歩みを進めるとJR上中里駅方面へと出ます。
上中里駅/西ケ原駅付近も可愛らしい洋館のある旧古河庭園など名所があるので、小径を辿ってエリア散策を楽しむのもおすすめです◎
※新型コロナウイルスの影響で臨時休業中の施設もありますので、最新情報をご確認の上お出かけください。また、外出の際はマスクの着用など感染予防の対策を取ってくださいね。