こんにちは、shelkoです。
2020年10月1日は「都民の日」。この日は都立の美術館や動物園、庭園などの有料施設が“無料開放”されることをご存知でしたか?
今年はコロナ禍で無くなるかな…と思っていましたが、例年通り実施されることが決定!
無料になる都営20施設の情報に加え、コスパ・混雑回避の視点別におすすめ施設もピックアップしてご紹介します。
「都民の日」について
都民の日とは? いつ制定されたの?
1952年10月1日に市長が置かれ、正式に東京がひとつの市となったことを記念して制定されたのが「都民の日」です。
毎年10月1日は記念日として特別行事が開催されたり、東京都管轄の施設が無料開放されたりしています。
学校や会社はお休みになるの?
国で定められた祝日ではないので、残念ながら社会人にとっては関係なし。いつも通りの平日です。
東京都立の小学校、中学校、高校、一部の国立・私立学校では休校となる場合が多いようです(ただし学校や年度によって異なる可能性あり)。
【都民以外もOK!】無料になる施設一覧
今年は下記の20施設で無料開放が実施されます。
なお、対象者に制限はないので、都内在住者だけでなく誰でも無料になりますよ!
〈庭園〉
- 浜離宮恩賜庭園
- 旧芝離宮恩賜庭園
- 六義園
- 小石川後楽園
- 旧岩崎邸庭園
- 向島百花園
- 清澄庭園
- 旧古河庭園
- 殿ヶ谷戸庭園
〈動物園・植物園〉
- 恩賜上野動物園 ※
- 多摩動物公園
- 葛西臨海水族園 ※
- 井の頭自然文化園
- 神代植物公園
- 夢の島熱帯植物館
- 東京港野鳥公園
〈美術館・博物館など〉
- 東京都江戸東京博物館(常設展のみ)
- 東京都庭園美術館(庭園のみ)
- 東京都写真美術館(1階ホール上映を除く)
- 江戸東京たてもの園
※事前に整理券が必要な施設
各施設の公式サイトで最新情報を確認してからお出かけすることをおすすめします。
なお、今年はコロナウイルス感染拡大防止のため、上野動物園と葛西臨海水族園は事前に整理券を取得する必要がありますのでご注意を。
★上野動物園の事前予約についてはこちら(公式サイトへ)
★葛西臨海水族園の事前予約についてはこちら(公式サイトへ)
そのほか、東京都八王子労政会館体育室や京浜島勤労者厚生会館の利用1時間分が無料になるほか、各施設でのイベントも実施予定とのこと。
詳細は東京都の公式Webサイトでご確認ください。
コスパ重視ならここ!おすすめ3スポット
上記でリストアップした無料開放施設のうち、通常時の入場料金が最も高い=今回最もお得になるのはどこなのか。
コスパ重視派の方におすすめの施設を3カ所ご紹介します。
東京都写真美術館
今回の無料開放でいちばんお得感を味わえるのが、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館(TOP MUSEUM)。
なんと通常1,800円する入場料が無料になります!
今回の無料開放施設のうち、ダントツでお得!
年間さまざまな著名作家の展覧会が開かれているのですが、今回無料で見られるのは1階ホールを除く3つの展示。
- 200を超える沖縄写真を展示する「TOPコレクション 琉球弧の写真」
- 2021年に生誕100年を迎える写真家 石元泰博の個展「生誕100年 石元泰博写真展」
- ニューヨークを拠点として活動する日本人ユニット エキソニモの「エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク」
いずれも見ごたえのありそうな内容。
「写真展ってあんまり馴染みがないなあ」という方も多いと思いますが、この機会に出かけてみてはいかがでしょう。
葛西臨海水族園
写真美術館の次にお得度が高いのが、葛西臨海水族園。通常700円の入場料が無料になります。
ディズニーリゾート(舞浜)のお隣、葛西臨海公園から徒歩5分のアクセスで、ドーム型の外観が特徴的ですね。
水族館が通常700円ってだけでも相当安いのに、無料なんて嬉しすぎる!
このこぢんまりとした入口からは想像できないほど館内は広く、この水族館の目玉であるマグロの水槽も大迫力! 見ごたえ満点です。
入場には整理券が必要なので、公式サイトなどで事前確保をお忘れなく。
東京都江戸東京博物館
次におすすめしたいのが、両国にある江戸東京博物館(江戸博)。首都圏の学生さんは学校のイベント等で訪れたことがある方も多いかもしれませんね。
今回無料開放されるのは常設展のみで、通常600円が無料に。
館内には江戸時代の街並みが再現されたエリアや精密なミニチュアをはじめ、体験型の展示がたくさん!
博物館というと堅苦しいイメージがありますが、ここはお子様連れにもかなりおすすめです。
江戸博のほか、上野動物園、多摩動物公園も通常600円⇒無料になります。コスパ重視派にはこちらもおすすめ!
混雑回避ならここ!おすすめ3スポット
無料開放となると心配されるのが混雑。
「人が多くて疲れてしまった」「混んでいてゆっくり見られなかった」というのはなるべく避けたいですよね。特に“密”を避けたいコロナ禍ではなおさら…。
というわけで、混雑回避派の方はこちらの3カ所がおすすめです。
※諸理由で他よりは空いているのでは、と思われる場所を選んでいます。確実に混雑回避できるということではないので、その点はご了承を。
多摩動物公園
東京都日野市にあり、総面積52.3ヘクタール(東京ドーム約11個分)という広大な敷地を持つ多摩動物公園。
動物たちをできるだけ自由な姿で見られるよう、檻ではなく壕で仕切って展示されているのが特徴です。
個人的にかなりおすすめなのは、アジアでも珍しい絶滅危惧種タスマニアデビルが見られる点。名前とは異なる可愛らしい姿は一見の価値ありです!
なお、多摩動物公園の公式ツイッターでは当日の入園者数も発信されているので、状況を確認してから現地に向かうのもよさそうです。
神代植物公園
梅や桜、バラの名所として知られる調布市の神代植物園。
広大な敷地内には約4,800種類、10万本・株の樹木が植えられ、大温室では熱帯の植物も観賞することができます。
通年でさまざまな植物、花々が見られますが、いまの時期(9月末~10月上旬)だとヒガンバナや見頃のキキョウなどを楽しむことができそうです。
広い芝生エリアでピクニックをするのも◎。
浜離宮恩賜庭園
都内のデートスポットとしても人気の浜離宮恩賜庭園。
汐留のビルが建ち並ぶエリアにこんな庭園があったなんて(!)と初めて来る方は驚くかもしれませんね。
歴史は古く、創建は江戸時代にまでさかのぼります。
見どころは都内唯一の海水池である「潮入の池」。東京湾の海水が入り込んでいるため潮の満ち引きがあり、ボラやハゼなど海の魚たちも生息しています。
高層ビル群と庭園のコントラストをぜひ写真に収めてみて!
コロナ対策を万全に、まずは近場からお出かけを楽しもう
都内在住者だけでなく、多くの方に向けてお得になる「都民の日」。
今年は平日とあってなかなかお出かけが難しい方も多いかもしれませんが、都合があう方はぜひ“自粛生活の息抜き”として上手に活用してくださいね。
お出かけの際はマスクの着用や密空間の回避など、コロナ対策を万全に楽しみましょう。