みなさんこんにちは、shelkoです。
今回は、先日訪れた漱石山房記念館内のカフェ「CAFE SOSEKI」がとっても素敵だったのでご紹介します。
本を片手にまったりと過ごせる空間で、夏目漱石ゆかりのこだわりメニューも美味! 記念館見学の“ついで”だけでなく、カフェ利用だけでもおすすめですよ♡
訪問日:2019年10月下旬
CAFE SOSEKI(カフェ ソウセキ)について
CAFE SOSEKIは、2017年にオープンした夏目漱石の記念館、漱石山房記念館内にあるカフェスペースです。夏目漱石にゆかりのあるこだわりメニューが味わえ、記念館内にある書物も読み放題!
記念館は閑静な住宅街の一角にあり、東京メトロ東西線 早稲田駅(1番出口)から徒歩10~15分のアクセスです。
記念館については別記事に詳しくまとめていますので、こちらをご覧ください▼
ちなみに、記念館の観覧料は通常大人300円(一部無料展示エリアあり)ですが、カフェは観覧料無料で気軽に入れますのでご安心を◎
店舗詳細・おすすめポイント
モチーフの黒猫がかわいい
名作『吾輩は猫である』を遺した漱石は、実際にも猫を飼っていたそうです。というわけで、記念館・カフェのモチーフは猫。
カフェで使用されている黒猫のデザインは、デザイナー神垣博文(IC4DESIGN)さんによるものです。
黒猫の置物もありました。
この投稿をInstagramで見る
気軽に入れる開放的な空間
カフェは館内エントランスすぐの場所にあります。記念館の道路に面した側はガラス張りになっていて、外からカフェの様子が伺えます。
外向きのカウンター席はこんな様子。
この投稿をInstagramで見る
本棚近くの席もあります。
この投稿をInstagramで見る
建物と道路の間には草木が植わっているので、外からの視線はそれほど気にならないでしょう。日の光が入り込んで明るい空間です。
漱石関連の書籍が並ぶ本棚は自由に利用可能で、カフェスペースへの持ち込みも可能。
わたしが訪問時に読んで面白かったのは、「明暗 ─まんがで読破─」という作品。漱石未完の小説『明暗』がマンガ化されたもので、気軽に読みやすい!
美男美女のビジュアルも含め、すっかり夢中で読み入ってしまいました。
明暗 (まんがで読破)
漱石がかつて暮らした場所で漱石の作品が読めるとは…!
こだわりのメニュー
カフェ・ソウセキでは夏目漱石ゆかりのこだわりメニューが提供されています。
ドリンクでいえば、ほうじ茶と抹茶は創業450年以上の歴史をもつ、京都宇治の老舗 上林春松本店のものを使用。京都は漱石が幾度と訪れた場所で『虞美人草』の舞台にもなっています。
紅茶は漱石が留学していたイギリスの有名紅茶ブランドである、フォートナム&メイソンの茶葉が使われています。
カウンターで注文し、席についたら後で店員さんが運んできてくれます。メニュー表にはセルフサービスと記載がありますが、丁寧な接客でありがたいです。
記念館の入場時(300円)にカフェの割引券をもらっていたので、こちらも使用。
今回わたしがいただいたのは、バターケーキ(432円)とオリジナルブレンドコーヒー(ホット432円)。カップだけでなく、木製の食器やプレートにも猫のオリジナルデザインが♡
バターケーキは、漱石の奥さんの出身地である広島県の老舗 長崎堂のもの。東京ではなかなか出合えない逸品です。
しっとりしたカステラのようで、どこか懐かしい味わいでした。甘いスイーツがコーヒーにぴったり!
コーヒーは宮内庁御用達の珠屋小林商店の豆を使用しているそうです。
いちばん人気のメニューは、銀座の老舗和菓子店 空也の空也もなかセット(648円)だそう。※もなか単品販売なし
この投稿をInstagramで見る
セットのドリンクはコーヒー、紅茶、ほうじ茶、抹茶(+250円)から選択可能です。
そして、注目すべきは期間限定(11・1月のみ)で提供される空也餅! 同じく老舗 空也のオリジナルで、『吾輩は猫である』にも登場する銘菓なんですよ。
この投稿をInstagramで見る
そのほか、漱石が愛した祇園坊柿を使った柿アイスクリーム(432円)や、
この投稿をInstagramで見る
漱石と交流があった芥川龍之介が好んでいた、するがや祇園下里の手練り黒ようかんとのセットメニュー(810円~)など。
この投稿をInstagramで見る
どれも漱石にゆかりのある、こだわりメニューばかりです。
期間限定のメニューも登場するようなので、最新情報はお店の公式SNS(Twitter、Instagram、Facebook)でチェックしてみてくださいね♪
オリジナルグッズの販売も
カフェのカウンターではオリジナルグッズの販売もされていました。
お店で使用されているコーヒー豆や、
この投稿をInstagramで見る
黒猫のマグカップ、しおり、ステッカー、ブックカバーやクリアファイル、
この投稿をInstagramで見る
メレンゲ菓子やジャムなども。
この投稿をInstagramで見る
すべてオリジナルの黒猫デザインが施してあるので、友人や家族、そして自分用のお土産にもぴったりです。猫好きにはたまりません!
アクセス・営業時間
営業時間は記念館に準じて10:00~17:30(ラストオーダー17:00)、定休日は月曜日(休日の場合は直後の平日)、12月29日~1月3日です。
まとめ
漱石にゆかりのある、こだわりのメニューが提供されているCAFE SOSEKI(カフェ・ソウセキ)。写真からも店内の落ち着いた様子が伝わったかと思います。
記念館とあわせて漱石の世界にどっぷり浸るもよし、カフェ利用だけでもよし。ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。