こんにちは、東京都北区在住のshelkoです。
2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の大河ドラマ館が、2月20日(日)、東京都北区の飛鳥山公園内にオープンしました。
ついに…! ずっと待ちわびてたよ…!
“東京23区初”となる今回の大河ドラマ館。オープン初日に早速行ってきましたよ!
気になる館内の様子や見どころについてレポートをお届けします♪
大河ドラマ館の場所・アクセス
「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」は東京都北区王子の飛鳥山公園内「北区飛鳥山博物館」の2階にあります。
公共交通機関で向かう場合は以下のアクセス。
- JR京浜東北線 王子駅から徒歩5分
- 東京メトロ南北線 西ヶ原駅から徒歩7分
- 東京さくらトラム(都電荒川線) 飛鳥山停留場から徒歩4分
- 北区コミュニティバス「Kバス」王子・駒込ルート 8番または20番 飛鳥山公園から徒歩3分
…というのが公式情報なのですが、実際のところ、王子駅からはもう少し時間がかかると思います。
なぜなら、駅から公園まで階段が多いから。普通に歩くと女性の足で10分ほどと考えておいたほうがいいです。
チケットの予約時間もあると思うので、なるべく時間に余裕をもって向かうことをおすすめします。
Google Mapで調べる場合は「北区飛鳥山博物館」を目的地に設定しましょう!
なぜ北区・飛鳥山に大河ドラマ館ができたの?
「なぜ北区に大河ドラマ館が…?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、実は今回のドラマの主役、渋沢栄一は王子飛鳥山で晩年を過ごしました。
しかも約30年も! 人生の三分の一をここ北区で過ごしていたわけです。
飛鳥山公園内には邸宅一部である「晩香廬(ばんこうろ)」や「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が現在も残っています。
また、飛鳥山の邸宅では社交場として多くの賓客をもてなしていたそうです。
渋沢栄一の生涯や実績に関する博物館「渋沢史料館」もあり(大河ドラマ館隣※完全予約制)、渋沢栄一と北区王子は深~い縁で繋がっているというわけです。
北区には他にも渋沢翁ゆかりのスポットがたくさんあるんですよ!
北区と渋沢栄一については「東京人」2月増刊号でもたっぷり紹介されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
北区の名所紹介やコラム、吉沢亮さんのインタビューまで入って読み応え満点です◎
チケット・入場料について
「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」の入場料金は以下の通り。
区分 | 料金 |
大人(18歳以上) | 800円 |
小人(小中高生) | 400円 |
未就学児 | 無料 |
混雑緩和のため、事前予約制(日時指定制)となっていてあらかじめ時間指定をする必要があります。
割引情報や詳しい購入手続きについては公式サイトをご参照ください。
入場前にチケット&時間券の引き換えを!
オンラインで予約後、当日は入場前にチケット実券と時間指定券に交換する必要があります。
受付はこちらのチケットカウンタ―。大河ドラマ館から見える距離にあり、ロイヤルブルーで目立つのですぐ見つかると思います。
こちらでQRコードを提示し、チケットを受け取ってから大河ドラマ館に入場しましょう。
気になるアレコレお答えします!
所要時間はどれくらい?
大河ドラマ館のみの見学であれば、所要時間は約30分~1時間。
入場の人数が限られているので館内はそれほど混み合うことなく、自分のペースでゆったり見て回れますよ。
また、大河ドラマ館のチケットをお持ちの方は、同じ建物内にある「北区飛鳥山博物館」も追加料金不要で入場できます。
飛鳥山博物館もあわせて行く場合は1~2時間ほど時間を取って向かいましょう。
私は大河ドラマ館をゆっくりじっくり、飛鳥山博物館を一通り見て回って計1時間10分でした。
コロナ対策はどうなってる?
今やどこでもそうですが、入館の際はマスクの着用が必須です。
また、入館時には氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどの項目がある「入館記録票」を一人一枚記入する必要があります(子供は不要)。
記入スペースがそれほど多くないので、タイミングによっては少し待つ可能性があります。
館内にはアルコールスプレーや空気清浄機も設置されていましたよ。
館内の写真撮影はOK?
館内の展示物は基本的に写真撮影OKです!
ただし、以下の展示は撮影NGのマークが貼ってあったのでご注意ください。
<撮影禁止箇所(一例)>
- 動画展示(大河のワンシーンなどが流れていました)
- ドラマシアター
- 出演者のサイン
出演者のサインは思わずカメラを向けたくなるくらい圧巻なのですが……ここはぐっと我慢しましょう。
お亮ファンとしては正直かなり撮りたかったです。残念無念。
展示物・見どころ紹介
お待たせしました! 大河ドラマ館の館内展示・見どころについて詳しくご紹介します。
館内は大きく分けて3つのゾーンに分かれています。
- ドラマ撮影関連の展示コーナー(入って左側)
- 大型スクリーン&出演者のサインなど(中央)
- ドラマシアター&体験コーナー(入って右側)
それぞれの見どころを、順路に沿ってご紹介しましょう。
フォトスポット&限定ポスター
まず入り口入って大きく目に飛び込んでくるのがこちら。NHK大河ドラマのオフィシャル写真ですね。
はあ…さすが国宝級イケメン…♡
そしてこの向かいにあるのが、たくさんの祝い花と色合いがおしゃれなポスター。このポスターはここでしか見られない限定モノです!
シルクハットを被った洋装の渋沢栄一、いや、吉沢亮さまの肖像が素敵です。
見逃し厳禁!忘れずに写真も撮っておこう~。
ちなみにこのブルーを基本とした色調やデザインは、渋沢栄一が訪れたパリ万国博覧会をモチーフとしているのだそう。
オープン祝いの華やかな花の中には、渋沢栄一が初代会長を務めた「帝国ホテル」から贈られたものもありましたよ。
深紅のローズ! さすが帝国ホテル、気品が溢れてます。
なお、この限定ポスター横で入場チケットの確認があります。時間指定券とチケットの半券をBOXに入れて進みます。
コロナ対策のため、半券は自分で切り取って渡します。スタッフの方が誘導してくれますよ。
撮影に使われた衣装・小道具など
まず最初のゾーンが、ドラマ撮影関連の展示コーナー。
原作や音楽、題字を担当された方それぞれのコメント・プロフィール・サイン、そしてドラマ「青天を衝け」の人物相関図が。
ドラマ館公式Twitterの中の人もつぶやいていましたが、本当に今回の大河、イケメン揃いなんですよね…。楽しみすぎる。
そして、大河ドラマ館最大の見どころともいえるのが、実際に撮影で使われた衣装や小道具の展示。
まずはこちら。徳川斉昭(竹中直人さん)が第一話で実際に身に着けていた衣装と小物です。立派!
そして壁一面には登場人物ごとに衣装や小物が並んでいます。
渋沢栄一、尾高千代、徳川慶喜、徳川斉昭、平岡円四郎それぞれの衣装がズラリ!
渋沢栄一と千代、徳川慶喜は子役と成長後の衣装がそれぞれありました。
第一話で出てきた藍玉や藍の葉、千代が落とした櫛(実物)など、ドラマを見た方なら興奮してしまうような代物ばかり。
第二話で吉沢のお亮さまが身に着けていた衣装も。一部「撮影同等品」となっていますが、役者ファンにはたまらないですね。
中でも草彅剛さん演じる徳川慶喜の白い陣羽織は、格好よくて凛としていて…目を引きました。
それぞれの展示にはこのように説明書きがありました。
そしてこの部屋最後の壁には絵コンテやイメージ画が。
今作の「青天を衝け」は原作がなく、オリジナルで作られているからこそ面白いんだろうなあ…と思わず見入ってしまいました。
画像中央、光り輝いているように見える(ただの反射)のは第一話の台本。分厚くて表紙も堅そうで。重厚感がありました。
大型スクリーン・サイン・パネル
撮影関連の展示ゾーンを出て、中央の広間に戻ってきました。
こちらの高さ8mの大型スクリーンにはドラマの世界観が映し出されていました。
スクリーン中央は映像がどんどん移り変わっていきます。
そして、隣に並んでいるのが出演者の写真とサイン。吉沢亮、高良健吾、玉木宏、橋本愛、満島真之介、岡田健史など豪華な顔ぶれです。
吉沢亮さまはサイン横に「頑張ります」と小さく一言。
橋本愛ちゃんや玉木宏さんの達筆具合など、それぞれ個性が溢れていて面白かったです。
そして、このゾーンには等身大のパネルも! 左から徳川慶喜(草彅剛)、渋沢栄一(吉沢亮)、尾高千代(橋本愛)の3人分です。
徳川慶喜のパネルは北区のみ、そして栄一、千代のパネルは深谷市の大河ドラマ館とはポーズが異なるそう。
公式発表によると草彅くんは170cm、吉沢のお亮さまは171cm、橋本愛ちゃんは165cmとのことですが、お亮さまが思ったより大きくて驚きました。
ぜひ並んで記念写真を撮っておきましょう!
ちなみにサインは順路最後にもあります。総勢32名分! ついたてで分かりづらい配置なのですが、こちらもお見逃しなく。
北大路欣也さんの毛筆サインや渡辺いっけいさんのイラストなど、こちらも個性豊か。
これほど豪華な役者のサインが一同に見られる機会はなかなかないですよね。必見です!
ドラマシアター
広間を抜けて次の順路へ。扉が2つありますが、左が入口です。
この中ではドラマシアターとして大画面で「栄一と慶喜 運命の出会い」編(約7分間)の映像が流れています。
こちらは撮影禁止エリア。内容はドラマシーンや撮影の裏側、クランクインの様子などなど。
詳しい内容は実際に見てからのお楽しみ!
なりきり一万円札 体験コーナー
ドラマシアターを終えて次の部屋に進むと、待ち受けているのは「なりきり一万円札」という体験コーナー。
今回の大河ドラマ館の目玉でもあるようです。
2024年に“新一万円札の顔”になることが決まっている渋沢栄一に関連して、自分の顔を撮影して一万円札の絵柄に合成できるという内容です。
データはQRコードで読み取って画像保存、または別館おみやげ館横にある「印刷所」で記念色紙に印刷して持ち帰れます。
印刷する場合は有料(200円)で出来るそうですよ!
もろもろをスタッフが説明してくれるので、体験を楽しみたい方は指示に従って進みます。
イメージは証明写真のような感じ。
5つのブースがあり、それぞれ一人ずつ入って写真撮影タイムです。
ブース内に入るとこんな感じ。左が説明書き、右がカメラ付きのモニター端末です(白くて分かりづらいですが)。照明が光って真っ白な空間。
説明書きを見ながら、モニター端末(タッチパネル式)を操作して撮影します。
椅子の高さは調整可能、撮り直しも可能です。
後ろが並んでいなければ、気が済むまで撮り直しましょう(笑)
ちなみに身体は斜めにすると“それなり”に撮れるよ、ということで足元にマークが。こちらの手順についてもモニター上で案内があります。
撮影が完了すると、端末上で合成写真が生成され、完成イメージとQRコード、印刷番号が表示されます。
QRコードを読み取ってURLに飛び、画像保存をしたら完了です。
なお、URLは1週間保管され、その後自動消去されるそう。もしダウンロードに失敗しても直近なら履歴から辿れるので安心です。
お亮さまの例はセピア(カラー)ですが、実際には白黒に近い色味です。まさにお札の肖像色!
ブースを出て進むと、最後に映像が(写真左)。ここに自分を含めた他の方の写真がしばらく映し出されるそうです。
ちらりと自分の姿を見届けたら(恥ずかしい)、こちらの体験は終了です!
お土産は別館、飛鳥山おみやげ館へ!
大河ドラマ館には物販コーナーがなく、お土産品は別館の「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」で販売されています。
※なりきり一万円札の印刷もこちらのおみやげ館横でできます。
大河ドラマ館から歩いて3分ほどの立地。大河ドラマの公式グッズのほか、渋沢栄一関連のグッズが豊富に取り揃っていますよ!
「どんなお土産がある?」「大河ドラマ館からおみやげ館の行き方は?」など詳しい情報はこちら▼
大河ドラマ館とあわせておすすめ
大河ドラマ館を見てすぐ帰ってしまうのはもったいない!
ということで、大河ドラマ館とあわせて楽しみたいスポットもご紹介します。
北区飛鳥山博物館
大河ドラマ館の入場券を提示すると、同じ館内(1階)にある「北区飛鳥山博物館」の常設展示も見ることができます。
通常300円の入場料が無料に! お時間あればぜひ!
「北区飛鳥山博物館」には、北区と飛鳥山の歴史・文化・自然にまつわる展示物がズラリ。それほど広くありませんが、展示数は多いです。
歴史の授業で習ったような土器や石器が間近で見られるほか、家屋や当時の花見弁当の再現展示なども。歴史が苦手な私でも案外楽しめました!
渋沢栄一にまつわる展示コーナーもあったので、ぜひ大河ドラマ館とあわせて訪れてみてくださいね。
園内の渋沢翁ゆかりスポット巡り
飛鳥山公園内にある渋沢栄一ゆかりのスポット巡りもおすすめです。
大河ドラマ館から飛鳥山おみやげ館に向かう途中にある旧渋沢庭園では、渋沢栄一が過ごした「晩香廬(ばんこうろ)」や「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が外から眺められますよ。
▼青淵文庫(せいえんぶんこ)
▼晩香廬(ばんこうろ)
※いずれも内部見学は事前予約制。外観だけなら見学・写真撮影可能です。
青淵文庫、晩香廬、そして渋沢史料館は開館日が少なく、なかなか予約が取れません(涙)
飛鳥山公園も“大河熱”に乗じて「渋沢翁のテーマパーク」と呼ばれるようになってました。いつの間に…(笑)
春は桜、初夏はあじさい、秋は紅葉と季節の移ろいも感じられる自然たっぷりの飛鳥山公園。
時間があればピクニックや散歩などゆっくり過ごしてみてはいかがでしょう?
ちなみに、大河ドラマ館の前にある公園のお城のような遊具は最近塗り替えられてとっても綺麗になりました。
子供にはもちろん、若い女性の間でも「SNS映えする」と密かな人気スポットになっています。
大河ドラマ館の開館情報
大河ドラマファン必涎の撮影小物、サインが並ぶ大河ドラマ館。
期間限定オープン・月曜定休・チケットは基本予約制なので、そこだけご注意を!
ドラマ館にお越しの際は、おみやげ館や渋沢翁ゆかりのスポットめぐりなどもあわせて一日たっぷり北区・飛鳥山を堪能してみてくださいね。
名称 | 渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館 |
住所 | 東京都北区王子1-1-3 北区飛鳥山博物館2階 |
開館期間 | 2021年2月20日(土)~12月26日(日) |
開館時間 | 通常期 9:00〜17:00(最終入館16:30) 混雑期 9:00〜18:00(最終入館17:30) |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌平日) |
電話番号 | 入場券販売管理センター 03-6903-3901 |
公式サイト | https://taiga-shibusawa.tokyo/ |
その他公式SNS | https://twitter.com/shibusawakitaku |